「転職活動で使った職務経歴書をそのまま使い回してもいいのか?」「PMO案件に応募する際、具体的にどこをアピールすれば単価が上がるのか?」
フリーランスコンサルタントにとって、職務経歴書(スキルシート)は単なる履歴書ではなく、自身の「請求書」の根拠となる営業資料である。
内容の書き方ひとつで、オファー金額が月30万円(年間360万円)変わることも珍しくない。本記事では、採用担当者が「即決」したくなる職務経歴書の書き方と、高単価を狙うための戦略的テンプレートを公開する。
「転職用」と「フリーランス用」の決定的な違い
多くの人が陥る最大のミスは、「転職活動のノリ」で書いてしまうことだ。
| 項目 | 転職(正社員)の経歴書 | フリーランスの経歴書 |
|---|---|---|
| 評価軸 | ポテンシャル、社風マッチ、成長意欲 | 即戦力性、再現性、コスパ |
| 見られる箇所 | 自己PR、志望動機 | 使用ツール、担当工程、規模感 |
| ゴール | 面接に呼ばれること | 面談確約 & 単価の吊り上げ |
クライアントは「来月からこのプロジェクトを回せる人」を探している。「頑張ります(Will)」という熱意よりも、「何ができるか(Can)」を端的に示す必要がある。
高単価オファーを引き出す「3つの必須項目」
月額150万円以上の案件を獲得するコンサルタントの経歴書には、必ず以下の3点が数字で記載されている。
1. プロジェクト規模(予算・人数)
単に「基幹システム刷新プロジェクト」と書くのはNGです。
- 「予算30億円、メンバー50名規模の基幹システム刷新」
このように規模感を書くことで、クライアントは「この人は大規模PJの政治的な動きやリスク管理もわかっているな」と判断し、PMOとしての単価を上げてくれる。
2. 具体的な役割と「泥臭い」実績
「PMOとして進捗管理を担当」では弱すぎる。
- 「課題管理表(Backlog)の運用ルール策定および、遅延タスクの消化率を60%→95%へ改善」
抽象的な「マネジメント」ではなく、具体的なアクションと成果を書くことで「現場感」をアピールする必要がある。
3. 使用ツール・メソドロジー
SAP、Salesforce、Jira、Slackなど、使用経験のあるツールは全て羅列すべし。エージェントの検索システムは「キーワード検索」で候補者を絞り込むため、キーワードが入っていないだけで足切りされるリスクがある。
【コピペOK】プロジェクト経歴の記述テンプレート
以下のようなフォーマットでプロジェクトごとに記載すると、エージェントからの評価が劇的に上がる。
【プロジェクト名】 全社DX推進に伴うSFA導入支援
【期間】 2023年4月 〜 2024年3月(12ヶ月)
【規模】 ユーザー数:2,000名 / チーム:15名
【役割】 PMOリード(ベンダーコントロール、要件定義支援)
【使用ツール】 Salesforce, Jira, Slack, Excel(VBA)
【業務内容・成果】
・業務要件定義における全部署(12部署)へのヒアリング実施とAs-Is/To-Be策定
・ベンダー提出の設計書レビューおよび受入テスト計画の策定
・成果: 当初予定より1ヶ月前倒しでのカットオーバーに貢献
完成したら「プロの添削」を受けよう
どれだけ自分で推敲しても、自分では気づけない「抜け漏れ」や「過小評価」があるものだ。書き上げた経歴書は、必ずエージェントの担当者に送って「この内容で、最高いくらの単価が出ますか?」とフィードバックをもらうのも一手。
特に以下のエージェントは、コンサル業界に精通しているため、職務経歴書に対するアドバイスが的確。とりあえず登録して相談してみてもいいだろう。
